遂にツールに出場
満を持してということでしょうか。
クイックステップの今年のツールのメンバーリストにはフェルナンド・ガビリアの名前が。
長らくドイツとイギリスのスプリンター勢が争っていた戦場が一気に彼の物になる可能性も十分にあるのではないでしょうか。
既に数々の勝利を手にしているガビリアですが、やはりツールで華々しく活躍することが、一流スプリンターの使命ではないでしょうか。
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カヴ、グライペル、キッテルの時代
近年、カヴェンディッシュ、グライペル、キッテルの3大スプリンターが平坦ステージを牛耳ってきました。
カヴ | グライペル | キッテル | |
---|---|---|---|
08年 | 4勝 | 不出場 | 不出場 |
09年 | 6勝 | 不出場 | 不出場 |
10年 | 5勝 | 不出場 | 不出場 |
11年 | 5勝 | 1勝 | 不出場 |
12年 | 3勝 | 3勝 | - |
13年 | 2勝 | 1勝 | 4勝 |
14年 | - | 1勝 | 4勝 |
15年 | 1勝 | 4勝 | 不出場 |
16年 | 4勝 | 1勝 | 1勝 |
17年 | - | - | 5勝 |
平坦ステージでは、ほぼこの3人が勝利を独占してきました。
この3人で毎年5~6勝をかっさらっていきます。
ただ、2016年に復活の4勝をあげたカヴェンディッシュは怪我の影響もあり、明らかに勢いをなくしています。
グライペルも2011年から続いていたツールでの勝利も昨年に途絶え、どこか印象が薄くなりました。
この3人の内、今年も活躍できる可能性が高いのはキッテルだけかもしれません。
始まりはカヴェンディッシュ打破
ガビリアが注目されたのは、2015年のツール・ド・サンルイスです。
この時の勝利は「金星」とされましたが、その後のステージでも再びカヴェンディッシュを破ります。
クイックステップに移籍し、初出場のグランツールであるジロでは、圧巻の4勝を手にします。
初グランツールでの4勝は、あのベルナール・イノー以来のことのようです。
ガビリアの魅力は全盛期のカヴェンディッシュを思い出させるような、一人加速の違うパワフルなスプリントです。
ツールで、派手に活躍する姿を見たいところです。
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