定期的に交換が必要なブレーキワイヤー。
自分で交換をできるようになると、費用も持ち運ぶ手間も省くことができます。
新しいワイヤーを購入
自転車のブレーキのワイヤーは、
・インナーケーブル(銀色のワイヤー本体)
・アウターケーブル(インナーケーブルを通す筒)
のセットから成っています。このセットで販売もされています。
KYOSEI(キョウセイ) 一般車用 ロングブレーキワイヤー 前用 1本 インナーキャップ付 グレー カマキリハンドル対応 インナーケーブル:920mm アウターケーブル:800mm 新品価格 |
KYOSEI(キョウセイ) 一般車用 ロングブレーキワイヤー 後用 1本 インナーキャップ付 グレー カマキリハンドル対応 インナーケーブル:1800mm アウターケーブル:1650mm 新品価格 |
が、しかし
インナーとアウターがセットで販売されているものは、アウターの色が黒やグレーといった無難なものしか販売されていません。
そこで今回はインナーとアウターを別々に購入しました▼
アウターケーブルの色をシルバーに。(・・・中2かよ)
前後ブレーキワイヤーを交換するつもりで、インナーのワイヤーを2本買いました。
シルバーのアウターケーブルは、1本で長さが足りるか賭けにでましたが、足らず。。。
後日もう一本アウターも購入しました。
GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) ブレーキアウターケーブル 1.8m ホログラムシルバー 新品価格 |
シマノ(SHIMANO) MTB用SUS ブレーキインナーケーブル 2050mm×φ1.6mm Y80098210 新品価格 |
パッケージを開いてみると、、、
アウターケーブルの端にかぶせるキャップもしっかりと付属しています。
こんな銀のキラキラアウターで、どんな見た目になるのでしょうか・・・。
楽しみ半分、恐怖半分・・・。
まえ編:古いワイヤーを外します
まずは、前ブレーキの古いワイヤー(現在ついているもの)を外します。
ワイヤーの先端のキャップを外すのは面倒なので、ワイヤーカッターでバチンッと切断します!
写真の矢印の位置で切断すると楽です。↓
切断すると↓の状態になります。
次に、切断したワイヤーの下方をブレーキから外します。
10mmのナットで固定されていますので、10mmのスパナを使用します。
緩める時は、反時計回りです!↓
10mmのナットをある程度緩めると、切断したワイヤーの下方が抜けます。↓
続いて、切断したワイヤーの上方を抜いていきます。
まぁ、上にぴっぱるだけなんですけどね。笑 ↓
普通の抜けます。↓
ここまでで、ブレーキ本体からの、ワイヤー外しが終わりました。
続いて、ブレーキレバー(ハンドルについているブレーキの握り)からワイヤーを外します。
↓写真の①のようにアウターケーブルをひっぱると、インナーケーブルが露出します。そして②の方向にずらします。
↑の②の位置にずらしたら、手前に引きます。
そうすれば、ブレーキレバーからブレーキワイヤーが外れます!↓
ここまでで、前ブレーキ本体からもブレーキレバーからも、
ワイヤーを外すことが出来ました。
まえ編:新ワイヤーを取り付けます
新ワイヤーの下準備
まず新しいワイヤーの準備をします。
新しいアウターケーブルを丁度良い長さにカットしなくてはなりません。
外したアウターケーブルと並べて、大体同じ長さでカットしましょう。↓
切断した面を見ると、インナーケーブルを通す穴が潰れてしまっていることがあります。
そのときは、穴に千枚通しなどの鋭いものを差し込み、グリグリして穴を広げます。↓
↓千枚通しなどで、潰れた穴を広げます。(正常の穴にします)
ここで、新アウターケーブルに付属してきたキャップを、新アウターケーブルの両端にかぶせます。↓
次に、新アウターケーブルの片方の端に、ある部品をかぶせます。それは、先ほど外した古いアウターケーブルと、ハンドルレバーの間に挟まっていた部品です。
この部品を被せた方の端から、インナーケーブルを入れていきます。↓
インナーケーブルをヒュルヒュル通していきます。↓
通し終われば、新ワイヤーの準備は完了です。
新ワイヤーの取り付け
いよいよ新しいブレーキワイヤーへの交換です。
外した時と逆の手順で進めます。
インナーケーブルの端の丸い部分(太鼓といいます)をブレーキレバーのくぼみに入れ、矢印の方向に引きます。↓
↓のようになりましたでしょうか。
ここまでで、ブレーキレバーにワイヤーを固定できました。
次に、ブレーキ本体にワイヤーを固定します。
まずブレーキ上部の穴にワイヤーを通します。↓
次に、下方の穴に通します。写真はブレーキを左側から見た箇所です。↓
10mmのナットを締めて、ワイヤーを固定します。
片方の手で、両ブレーキシューがリムに近づくように握り、もう片方の手で10mmのナットを締めると上手くいきます。↓
微調整は、このひねりでできます。↓
次に、インナーケーブルの長い部分をカットします。
だいたいで良いのですが、3cmくらい残しておけばokです。↓
カットしたら、先端にキャップをかぶせます。
(キャップはインナーケーブルに付属してきます。)↓
ペンチ系のもので、ギュッと潰して、キャップを固定します。↓
キャップがくっつきました。↓
これで、自転車の前ブレーキワイヤーの交換は完了です!!
それと、ワイヤーをカットする際ですが、やはり専用品をおすすめします。
私は・・・友達出張修理に行った際にワイヤーカッターをなくしまして、家にあった工具を使いましたが、まぁ切れない。笑
シマノ(SHIMANO) ケーブルカッター TL-CT10 ライナーニードル付 Y09898010 新品価格 |
それでは、次に後ろのブレーキワイヤーの取り外しにかかります。
後ろ編:古いワイヤーを外します
後ろブレーキワイヤーを取り外していきます。
写真の矢印のところで切断してしまうと楽です。↓
バチンッと切断してしまいましょう。↓
切断すると、↓のような状態になります。
次に、切断したブレーキワイヤーを外していきます。
それには、10mmのナットを緩められる工具が必要です。
こんな感じの工具↓。どちらかがあれば出来ます。
私が使用した工具↓
新品価格 |
ベッセル(VESSEL) ベクトルナットドライバー 対辺10mm No.B-290NT 新品価格 |
10mmのナットを緩めていきます。↓
10mmナットを、ある程度緩めると、ブレーキワイヤーの端が外れます。↓
次に、車体に沿って這わせてある方のブレーキワイヤーを外します。
矢印の方向に引っ張ります。↓
何の抵抗もなく抜けます。↓
どんどん抜いていきます。↓
ママチャリのフレーム下の通し穴からもヒュルヒュル抜いていきます。↓
車体から、全部ブレーキワイヤーを抜き終わります。↓
次に、ブレーキレバーから、ワイヤーを外すのですが、前ブレーキを同じ手順なので、省略させて頂きます。。。
後ろ編:新ワイヤーを取り付けます
それでは、後ろの新ブレーキワイヤーと取り付けていきます。
新ワイヤーの下準備
こちらも、前ブレーキワイヤーのときと同じ手順なので、省略させて頂きます。
後ろブレーキワイヤーの方が、長くて大変ですが、同じ手順で大丈夫です。
新ワイヤーの取り付け
新後ろブレーキワイヤーを取り付けます!
ブレーキレバーへの取り付けは、前ブレーキのときと同じなので、省略させていただきます。↓のようになればOKです。
続いて、ブレーキワイヤーをフレーム下の穴に通していきます。
そのときに、前ブレーキワイヤーと、後ろブレーキワイヤーが、ハンドル前で交差します。前ブレーキワイヤーが上にくるように交差させます。↓
車体下を通していきます。↓
BB下も通していきます。↓
ブレーキ付も外すときと逆の手順で、穴を通していきます。↓
ブレーキワイヤーを固定する、10mmのナットの裏にも通します。↓
最終的に、この見た目になるようにします。↓
全ての穴に通したら、ブレーキの引きしろを調節しながら、10mmのナットでワイヤーを固定します。↓
10mmのナットで、ブレーキワイヤーの固定ができたら、ワイヤーに余分なところをカットします。↓
カットしたワイヤーの先端に、キャップを被せます。↓
ペンチ系のもので、潰してキャップが外れないようにします。↓
キャップがしっかり、くっつきました。↓
これで、前後のブレーキワイヤーの交換が終了しました!
完成!
ブレーキワイヤーをシルバーに交換してみて、どうなったでしょうか!?
Before↓
After↓
おぅ?ま、まぁ、取りあえず暫くこれでいきますが。
皆さんはどう感じられるでしょうか!?!?
ブレーキは安全に直結する部品です。自転車の構造を、理解されていない方、技術に不安がある方は、ご自分でのブレーキワイヤーの交換をお控えください。自ら行う場合は自己責任でお願いいたします。自転車屋さんでの交換が最善です。
【こちらも是非】
●パンク修理のパッチ貼りが難しい?ダイソーのもので簡単につきます!!