デュアスロンというスポーツ
デュアスロン(duathlon)というスポーツをご存知でしょうか??
なんとなく、トライアスロン(triathlon)と名前が似ていますよね。
どのようなスポーツなのか、その魅力と共にお伝えします。
どんな競技?
triathlonの「tri」が3を表すのに対し、duathlonの「du」は2を意味します。
ということで、デュアスロンとは、2つの種目を合わせた競技なのです。
その2つとは、ランニングと自転車です。
『ラン→バイク→ラン』の順に行います。
『スイム→バイク→ラン』で競うトライアスロンからスイムを抜いて、スイムが無い代わりに、ランを二度行うのがデュアスロンです。
最初に行うランを『ファーストラン』、最後に行うランを『セカンドラン』と呼びます。
トライアスロンより気軽?
トライアスロンをやってみようと思った時に、何が最も不安でしょうか。
スイムと答える方が多いと思います。
自転車を漕ぐことと、走ることは、決して難しくはありませんよね。
ですが、川や海で長距離を泳ぐには、勇気が必要です。。。
そんなスイムが無いという点では、デュアスロンは気軽に挑戦できるスポーツだと思います。
すでに、ロードバイクに乗っている方、日頃からランニングをしている方には、よりハードルが低いでしょう。
ゆくゆくはトライアスロンに出てみたい方の、トレーニングとしても良いでしょう。
デュアスロンのきつい面は?
トライアスロンより気軽に出場できるデュアスロンですが、やはり苦しむスポーツであることは変わりません。
というよりも、苦しむところに魅力があるスポーツでしょうか!?
デュアスロンは、走って、自転車を漕いで、追い打ちでもう一度走ります。
足を使って、足を使って、足を使います。笑
ファーストランから全力で走り、自転車に飛び乗った途端に、ふくらはぎがピキーン!なんてこともよく起こります。
足がつりながら自転車を漕ぎ、ストレッチをはさみながら、セカンドランをする、、、というのは、私の体験談です。
とても良い思い出になります。楽しいですよ。
どんな大会がある?
各地で、デュアスロンを開催しているカーフマンという大会があります。
カーフマンのスペルは"calf man"で、calfはふくらはぎのことです。やはり、ふくらはぎ酷使レースなのです。。。
カーフマンは、南関東ステージ、東海ステージ、など各地でレースが行われます。
各ステージで獲得したポイントで競い、年間のチャンピオンを決めたりもします。
プロも出場するエリートや、年代別で競えるエイジ、距離が短いビギナーなど、カテゴリーが分かれているので、自分の実力にあったレースに出ることができます。
新しいスポーツに挑戦したい方、自分をいじめたい方、ゆくゆくはトライアスロンに出たい方、デュアスロンに挑戦してみてはいかがでしょうか!?
レースの流れは??
実際のレースに出場したときの流れを大まかに書いてみます。
ゼッケンやレーススケジュールが記載されたパンフレットなどを貰います。
「トランジッションエリア」に自転車を置きに行きます。1stランを終えると、このエリアに入って自転車を持ち出して漕ぎ始めます。
マラソン大会と同じように、スタートラインに並んで、一斉によ~いドンで始まります。最初からフルで行っても良し、後々のことを考えて、セーブして走っても良し。ご自分の実力に合わせて走りましょう。
1stランが終わるとトランジッションエリアに駆け込みます。(連続して行うので、走りながらそのままエリアに入っていきます。)
自転車を取り出し、こぎ始めます。
乗車ライン(乗り始めて良いライン)の前に乗ってしまわないように注意します。
落車に気をつけて漕ぎましょう。バイクマンは力の見せ所。バイクが苦手な人もなんとか粘りましょう。
トランジッションエリアに自転車を収納します。降車ラインを超える前に自転車から降りなくてはなりません。
自転車を置き、ランニングシューズに履き替えて、2ndランに移ります。
勝負の2ndランです。力を振り絞って走ります。
ライバルを一人でも抜きたいところです。
レースの流れとしてはこんな感じです。
さぁエントリー!!
デュアスロンについてご理解いただけましたでしょうか。
苦しいスポーツを行っている最中って、日頃の嫌なことを一瞬たりとも思い出さないんですよね。。。
そこが近年持久系スポーツの人気が高まっている理由かなと推察している次第でございます。
日常でストレスを感じている方、なにか殻を突き破りたい方、デュアスロンで新たな扉が開くかもしれません。
これを読んで始めてくれた方がいれば、嬉しい限りです。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
【関連】
ロード?TTバイク?デュアスロンに出場するための自転車は?
デュアスロンのレースで何を着る?ウェア選びのポイント