トライアスロンのバイクシューズって?
スイム→バイク→ランで競うトライアスロン。
バイクでは当然、バイクシューズを履いて漕ぎます。
シューズの裏の部品(クリート)がペダルに「ガチッ」とはまるアレです。
この『バイクシューズ』ですが、トライアスロン専用のものがあります。
もちろん、自転車レースで使われる一般のバイクシューズでもトライアスロンに出場することは可能ですが、やはりトライアスロン専用のシューズの方が何かと便利です。
一般のバイクシューズと比べて、どんな部分が便利なのでしょうか。
ここが違うぞ専用シューズ!
どのような部分がトライアスロンに特化されているのか見ていきましょう。
①マジックテープが外側に開く
一般の靴とは逆方向にマジックテープが開きます。
トライアスロンは『漕ぎながらバイクシューズを履く』という難作業がありますが、その時に効果を発揮します。
スイムが終わった時は、もちろん裸足ですよね。
バイクシューズを履いて、それから自転車に跨がって、ペダルに『ガチッ』とはめて漕ぎだしたら時間のロスになります。
なので、自転車はこのようにセットしておくんです▼
マジックテープを開いた状態でシューズをペダルにはめておきます。
(詳しいセッティング方法は下の方に書いておきます。)
スイムが終わったら自転車に飛び乗って、シューズに足を「スポッ」といれて、漕ぎ始めます。
そして漕ぎながらマジックテープを締めるのです。
この時に、もしマジックテープのベロの部分が内側に開くタイプだと、チェーンリングなどに当たってしまいますよね。
やはりトライアスロン用のバイクシューズ。選手がどのように使うのかよく研究されています。
②かかと部分に『とって』が付いている
これも、レース中にシューズの脱ぎ履きのあるトライアスロン特有の装備ですね。
上記のセッティングで、バイクシューズがすんなり「スポッ」と履ければ良いのですが、上手く履けないときもあります。
そんな時は、漕ぎながら「とって」に指を入れてしっかりと足を入れることができます。
この「とって」は、バイクシューズをバイクにセッティングしておく際にも重宝します。
(セッティング方法も下の方に書くので、そこで分かります。)
③通気性がめっちゃいい
スイム終わりの濡れた足で漕ぐトライアスロンならではだと思います。
モデルによって違いはありますが、私のシューズは足の甲が見えるくらいの大きな穴と、無数の空気孔があります。
冬のトレーニングはシューズカバーが必須です!!
バイクシューズセッティング方法
エリート選手も実践しているバイクシューズのセッティングをお教えします。
普通にバイクシューズをペダルにはめるだけだと、、、
履き口が上を向きません。
自転車は乗車ラインまで、手で押しながら走るのですが、シューズをガリガリと引きずってしまいます。
これではシューズも傷みますし、スムーズな移動、トランジッションができません。
そこで役に立つのが・・・『輪ゴム』です!!
シューズのかかと部分の「とって」に輪ゴムを通します。
そして、右足のゴムはフロントディレーラーの上部にひっかけます。▼
変速に影響のない部分に引っかけてください。
左足のゴムは、後輪のクイックリリースに引っかけます。▼
これで、両足のシューズが水平に保たれます。
乗車ラインまで自転車を押して走っても、シューズの水平は保たれます。
乗車ラインを超えたら自転車に飛び乗って、足を「スポッ」と入れてこぎ始められます。
トランジッションの大体の想像はつきますでしょうか??
やっぱり専用のシューズがオススメ
トライアスロン用のバイクシューズの特徴やメリットなど、ご理解いただけましたでしょうか??
やはりレースを念頭に設計されているので、何かと便利です。
シューズのセッティングなども参考にして頂けると嬉しいです。
お読み頂きまして、ありがとうございました。