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サイクルロードレースでの『牽制』って何??

自転車レースの牽制って??

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自転車レースでは、しばしば『牽制』という状況が起こります。

解説者によっては『お見合い』と表現することもあります。

サイクルロードレースにおける『牽制』とはどういった状況を指すのでしょうか。

 

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『牽制』いつ起こる??

自転車レースでの牽制は、「先頭を引きたくない!」という思いから発生します。 例えば、レースで3人が逃げているとします。

3人は「逃げ切る」という共通の目的のもとに協力してペースを維持します。
↓ゴールが近づいてくる
3人とも脚を温存したいと思い始め、協力関係が少しずつ崩れていきます。
↓ゴールが目前に
3人でスプリント勝負になったときに、疲れてしまっていては勝てません。
またスプリントをする際、先頭は不利です。
そこで、「お前、先頭行けよ」という先頭の譲り合いでペースが一気に落ちます。
わざとペースを落として、なんとか敵を先頭に出させようとします。
先頭に出されてしまった選手も全力で先頭を引きません。

これが「牽制」のよくあるパターンの一つだと思います。

 

逃げ切りが確実な時は、牽制しあって、ゆっくり3人で勝負を付ければ良いのですが、時には、逃げ切りがギリギリであるのに、牽制し合うこともあります。

逃げ切りがギリギリで、ゴール前を迎えて「お前、ひけよ」合戦している間に、プロトンに吸収されてしまうこともあります。

牽制しあっている場合じゃないよっ!と言いたくなりますが、皆必死なのでしょう。。。

 

あとは、逃げ集団から一人がアタックした際に、残された選手たちで「誰が追うんだよ」合戦をしてしまい、その一人を行かせてしまうことも良く見るパターンだと思います。

 

逃げ切れるのか、捕まるのか、、、うわ、ここでは牽制している場合じゃないでしょ!ギリギリいけるか!?とハラハラするのも自転車レースの一つの楽しみですね。

 

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