ライバルはチーム内
今年のツールでの一番の関心事といえば、フルームとGトーマスの関係性、skyの戦略だったと思います。
グランツール3連勝中、そして5勝クラブ入りがかかっていた大エースのフルームと、前哨戦のドーフィネで総合優勝の好調なゲラント・トーマス。
お互いを尊重し、直接チームメイトに攻撃を仕掛けることもなく、友情を口にしていましたが、どちらも自分に展開が向いてくるのを心の中では切に願っていたと思います。
なんといっても、かかっているのはツール・ド・フランスの総合優勝ですから。。。
2012年のツールも
もともとskyは、イギリス人のツール総合優勝者を誕生させることを目的としたチームでした。
2012年のツールはブラッドリー・ウィギンスをエースにツールに挑み、総合優勝します。
そのときの、最大のライバルはskyチーム内のフルームでした。 Embed from Getty Images やはり、表だった直接的な攻撃はしませんが、ウィギンスをハイペースで置いていき、「早く来い」とのジェスチャーを見せ、物議を醸しました。
フルームはウィギンスに次いで総合2位フィニッシュします。
直接の攻撃はなくとも、展開によっては負ける可能性もあったはずです。
総合3位がアタックして、ウィギンスが反応できなかった場合にフルームがチェックに入って、ゴールまで行ってしまう展開も0ではなかったはずです。
ベルナルも控える
今年はトーマスが総合優勝をしましたが、skyには更なる才能を持っているであろう若きエガン・ベルナルもいます。
初出場の21歳がアシストをこなしながら総合15位でフィニッシュしています。
サイクルロードレース界の次なるスターもまたsky内のエース交代から誕生するかもしれません。。。